手づくりによる「ものづくり」は、手先が器用になるだけでなく、いろいろな組合せで不思議な動きが生まれます。
先人たちはその仕組みを利用して現代の日常生活に役立ついろいろなものをたくさん作り出してきました。
子どもたちも身近にあるものを工夫して自分のおもちゃを作り出して遊んできました。しかし、現代の子どもは市販のテレビゲームではよく遊びますが自分で工夫したおもちゃを作って遊ぶことはしなくなりました。
昔は糸巻きタンク、かまぼこ板の船、ボタンのぶんぶんこま、割り箸鉄砲など、身の回りにある材料をたくみに利用して、いろんなおもちゃを作って楽しく遊んだものです。
これらの作り方や遊び方は、年長者から年少者へと伝えられていきました。
しかし、テレビの普及によって商品玩具が宣伝される一方で、小刀やのこぎりなどの道具は危険視され、遠ざけられ、子どもたちが伝えてきた手づくりおもちゃは消えていきました。その結果、子どもたちの多くは知識は豊かになったものの、紐も結べない、小刀も使えない、釘も満足に打てないことになったのです。
手先の器用さはもちろん、工夫する心、物を大切にする心、想像力、創造性、作る喜びなどが失われていきました。
今ではその反省から昔の遊びや手づくりおもちゃの良さが再び見直されるようになりました。手づくりおもちゃの材料は、昔は木、竹、紙、土などの自然素材が中心でした。しかし今も身近にある牛乳パック、ストロー、割り箸などの家庭内廃棄物を材料にして伝承おもちゃがたくさん作れます。
私共は既に40年にわたり手づくりおもちゃの活動を続けています |


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独立行政法人国立成青少年教育振興機構
平成24年度子どもゆめ基金助成活動
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